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発達障害の雇用事例

ここでは就労支援を通して就職した発達障害の方の事例を紹介しています。就労支援を受け、どう変わったのかまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

事例1:障害を表し、
理解を得られる職場で働けるように

(20代男性・アスペルガー症候群、うつ)

一見、こだわりが少し強いだけで障害をもっているようには見えない男性。就職活動で不採用になったことがきっかけで抑うつになり、病院でアスペルガーの診断を受けました。気落ちしていた男性は、先生に悩みを相談していたそうです。その際に紹介されたのがきっかけで、就労支援へ通い始めました。

就労支援ではまじめにプログラムを行いすぎてしまい混乱することもあったそう。スタッフと面談を重ね、指示の変更が少ない仕事が向いていることに気づいた男性は、自分に合った仕事を探すようになりました。もともと車が大好きだったことから、自動車の洗車作業と事務作業補佐の仕事を紹介された時には積極的に応募。面接では障害の特性について話し、職場からの理解を得たうえで働けることになりました。周囲のサポートもあり、現在では障害を持たない人と同じように働けているようです。

男性が相談したからこそ就労支援のトレーニングを受けられ、道が開けました。自分の障害と向き合い行動を起こしたことが就職につながったのです。

事例2:何にでもチャレンジすることが
正式採用につながった

(20歳男性・アスペルガー症候群)

幼少期にアスペルガー症候群と診断された男性は、あまり外に出ずにパソコンを触ることが多かったそう。人と接する機会が少なかったせいか対人関係が上手くいかず、転職を繰り返していました。

そこで、インターネットで知った就労支援を利用。それまで抵抗のあった社内ルールや取り決めを守れるようにと、ビジネスマナー研修を重点的に行ったそうです。対人関係での不安をなくし、周りの人とも良好な関係を続けられるように訓練していきました。

プログラムを始めて数ヵ月経った頃、パソコンを使う仕事以外にも自分から応募するように。これまではできないと思っていた肉体労働に挑戦してみると意外と向いていることがわかり、トライアル雇用を経て正式採用に至りました。

「できないと決めつけるのではなく、まずはやってみることが大事」と考えを変えたことが、良い方向に傾いたのかもしれません。

事例3:課題を解決することで
就職を勝ち取った

(30代男性・ADHD、アスペルガー症候群)

幼少期にADHD(注意欠陥多動性症候群)とアスペルガー症候群を患っていると診断された男性。ハローワークを利用して就職活動をしていたそうですが、うまくいかず民間の就労支援を利用することにしました。最初は不採用の理由がわからず就職活動も難航していましたが、仕事をする上で必要な柔軟性が足りていないという課題を発見。

就活では仕事内容にあまり変更がない定型的な仕事に絞ることにしました。採用面接の練習を十分に行い、自分の症状を発達障害の知識が少ない相手にもわかるように話す訓練を何度も繰り返したそうです。就職したいと語っていた企業の面接でその成果を発揮した結果、就職が決定。企業へ働くときに配慮してほしいことを具体的に伝え、仕事内容を工夫したことで元々の「集中力の高さ」が発揮されるようになったそうです。相手に自分のことを伝える訓練を粘り強く続けた結果、勝ち取った採用だといえるでしょう。

事例4:仕事に真剣に取り組む姿勢に、
仕事先からも好評価

(20代女性・アスペルガー症候群)

3歳の頃に受けた健康診断で、発達障害のひとつ「アスペルガー症候群」と診断された女性。幼い頃から、こだわりが強く他人との距離感をつかむのが苦手といったアスペルガー症候群の特徴が見られました。

就労支援では、アスペルガー症候群特有のこだわりの強さが原因で働きにくい点を知り、克服するためのプログラムを実施。自己判断で対応するクセを直し、周囲に相談や確認を取ることを習慣化するための訓練を行いました。

発達障害の支援機関を通して清掃と皿洗いの雇用前実習を紹介された時には、自ら「挑戦したい!」と手をあげて取り組むことに。

女性が苦手とするスピードとマニュアルにはない柔軟な対応が求められる仕事でしたが、着実に仕事を覚えていったことで本採用に至りました。採用の決め手は、目の前の仕事に集中できる「こだわり」。女性の個性を仕事へも活かせるように就労支援を行ったことが、実を結びました。

発達障害の方の就職事例を4つ紹介しましたが、いかがでしょうか。中には「将来は働きたいけど、まだ不安」「今すぐ働くのは難しい」といった方もいるでしょう。自分の抱えている悩みと向き合い、受け入れるのは急にできることではありません。障害と向き合うまでの時間が必要になってきます。「自分だけでは心配」という気持ちが強いなら、周りの人の手を借りたり、就労支援B型事業所を利用したりしてみましょう。

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