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身体障害の雇用事例

ここでは就労支援を利用して就職を果たした、身体障害を持つ方の雇用事例を紹介しています。就労支援を受け、働く上で身体障害とどう向き合っていったのかもまとめているので、チェックしてみてください。

事例1:粘り強く続けることで道が開けた

(20歳男性・右半身麻痺、高次脳機能障害)

就労支援を利用していた男性は、高校生のときに事故で脳挫傷を負ったのち、右半身の麻痺と高次脳機能障害が残りました。その後、長期の入院生活とリハビリを乗り越え、読み書きや喋ることも問題なくできるように。「家族に迷惑をかけてしまったから早く自立したい」という思いから、就職活動を始めました。

社会経験がない男性にとって、就労支援は毎日が学びの連続。プログラムでは身だしなみや挨拶など基本的なところから始め、徐々にビジネスマナーを身につけていきました。

就職に必要な技術を身につけたところで求人を探し始めた男性。通勤範囲が狭いため半年以上不採用が続きましたが、それでも就職活動を粘り強く続けました。そのかいあってか、面接の受け答えもうまくなり自宅近くでデータ入力の仕事に就職。自身の前向きな性格を活かして職場の方と仲良くしながら、丁寧に仕事をしているそうです。

事例2:諦めずに活動することで採用をつかみ取った

(男性・左上下肢機能障害)

家電修理を行う会社で営業として働いていた男性。脳出血で倒れ、左半身の機能障害になりました。退院後もリハビリを熱心に続け、回復し始めた頃にもう一度働きたいと思ったそうです。しかし身体障害があってもできる仕事を探すためハローワークに通うものの、就職活動は難航するばかり。悩んで担当者に相談したところ、民間の就労支援サービスを紹介されました。

プログラム中は身体障害があることで前向きになれないことがあったそう。ですが、自分よりも若い人たちが頑張っているのを見て「自分も初心に帰って頑張ろう」と自らを奮い立たせて努力を続けました。同じように就職活動に取り組む仲間がいたことも支えになり、諦めずに活動できたとのこと。

男性が根気強く就職活動をした結果、今までの経験を活かせる「営業補助」の採用が決まりました。これまでやってきたことを発揮できる仕事を見つけた男性。諦めずに粘り強く就職活動を続けたからこそ、つかみ取った採用だといえるでしょう。

事例3:企業と自分の強みを
マッチングさせて採用をゲット

(女性・視野障害)

接客業を12年間やってきた女性。しかし、視野障害が発覚してからは人と接する仕事や体力が必要な仕事は難しいと感じるようになってきたそう。あまり動かなくてもできる事務の仕事をやりたいと考えていましたが、事務の経験はなかった彼女。そのためハローワークなどで求人を探すのは難しいと思い、就労支援を受けることにしたそうです。

就労支援のプログラムでは、パソコンスキルやプレゼンの仕方を学んでいきました。朝礼や昼礼の際に行ったスピーチは、企業実習の際にとても役立ったそう。また就活プログラムでは企業研究の仕方を学び、できるだけ企業の強みを見つけるようにしました。実際に就職活動をする時は、企業の強みと自分の強みを結び付けて面接に臨んだそうです。「同じ就労支援を利用している方が頑張っているのを見てとても励みになった」とのこと。

就職した企業では、人事の方が優しく説明をしてくれて勤怠や待遇面の話もできました。障害についても話しやすく、理解がある職場でホッとしたとのこと。9割の方が女性で、助け合いながら働いています。

事例4:積極的にチャレンジすることで、
良い職場に出会えた

(20代男性・咀嚼機能障害、伝音声難)

良く通る声で挨拶してくれる、難聴もちとは思えないほど元気な男性。しかし就労支援を利用するまでは職場に恵まれず、ミスすることもあったそう。最初は就職活動に慎重だったので、仕事の体験学習から始めることにしました。

実習では挨拶や勤務態度が素晴らしいと実習先の店長からも高評価。ただ最初はイレギュラーなことや複数の指示が一度に起こると対応できないことも多かったようです。仕事をするにつれ、1つずつゆっくり対処すれば丁寧な仕事ができるように。男性は得意なことを見つけたと嬉しそうに言っていました。その後いくつかの実習を経て店舗の求人に興味がわいたそうで、大型スーパーへの応募を進めると積極的に応募するように。

面接では何がしたいのか、何ができるのかを担当者と確認して実習の実績を伝えた結果、採用が決定しました。仕事場所は人事や職場の方から提案されて、障害者の受け入れ経験がある惣菜のパック詰め担当に。

今では面談で「配慮してもらえることが多く、たくさん助けてもらっている」と嬉しそうに職場でのことを語る男性。積極的に動いたからこそ、周りの人も助けてくれて良い職場に巡り合えたのかもしれません。

身体障害を持つ方の雇用事例を4つ紹介しましたが、どうでしょうか。
障害を持つ方には就職に不安を抱える人もいます。今すぐ働くのは負担が大きく難しい方もいますし、身体が思うように動かないことで就職への意欲が下がっている方もいるでしょう。時間はかかるかもしれませんが、働くうえで障害と向き合いポジティブに活動できるようになります。自分だけでの就職活動が心配な方は、事例のように就労支援や福祉サービスなど専門家の手を借りてみるのも一つの手。自分に合った方法で就職活動を進めていきましょう。

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