就労継続支援B型で働くなら
“工賃額”をチェック!

「就労継続支援B型事業所」とは、一般就労で働くための訓練をしながらお金を稼ぐことができる施設。ただし、もらえる工賃額は月に数百円~数万円以上と、事業所によってかなり差があります。
シュービーでは、工賃が平均値よりも高い事業所だけをまとめました。

工賃(報酬額)高めの就労継続支援B型事業所を
お住まいのエリアで探す

都道府県の平均工賃を調査。平均額以上の工賃支払い実績があるB型事業所のみをまとめました。
※ただし、公式サイトが見当たらない・同名の事業所が複数ありどの事業所か判別が不可能など、正確な情報を取得しかねると編集チームが判断した事業所については紹介を見合わせています。

就労継続支援B型事業所の選び方って?

就労継続支援B型事業所“選定のポイント”

就労継続支援B型事業所を選ぶ際は、公式サイトや行政のパンフレットなどで情報を得つつ、次の3つのポイントを押さえて候補を絞りましょう。

候補を決めたら、自分にその仕事や事業所の雰囲気が合うかを知るために、見学・体験をしてみてくださいね。

必ずチェックしたいこと3つ!
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ポイント1
立地・通勤手段

まずその事業所へ“通えるか”が大前提です。
1人で通勤する場合は特に、通勤距離や事業所が送迎してくれるかなどを調べ、無理なく通えるかイメージしてみましょう。

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ポイント2
工賃額

1か月にもらえる工賃の額は、事業所によって実に数万円の差があります。必ず工賃実績を確認するようにしてください。
▶工賃高めの事業所はこちら

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ポイント3
事業所の特徴

何の障がいを持つ人が集まっているか・どんな作業をするかは、働きやすさに大きく影響します。
確認の上、自身との相性がわからない場合は、行政や医師に相談しましょう。

工賃って?工賃額の高い事業所を探すには?

就労継続支援B型では雇用契約を結びません。そのため報酬は賃金ではなく“工賃”として支払われますが、金額は一般就労と比べると低いものです。
近年金額の低さが問題視され、厚生労働省が工賃を上げようと取り組み始めたものの、対応が追いついていない事業所が多いのが実情です。工賃額は事業所によって数万円の差があります。

就労継続支援B型事業所でしっかり報酬を得るには、工賃の高い事業所を選ぶことが重要と言えるのですが、公式サイトに工賃額を書いている事業所はあまりありません。

そこでシュービーでは、都道府県の平均工賃月額と、事業所ごとの平均工賃月額を調査。平均以上の工賃支払い実績があるB型事業所のみをまとめました。
(例:新宿区の場合...
新宿区にある24事業所の工賃実績を調べ、東京の平均工賃月額〈1万4,777円〉以上の〈14事業所〉のみを紹介しています。)

全国の就労継続支援B型事業所を調査・紹介しているので、ぜひお近くのB型事業所を探してみてくださいね。

都道府県の平均工賃を調査。平均額以上の工賃支払い実績があるB型事業所のみをまとめました。
※ただし、公式サイトが見当たらない・同名の事業所が複数ありどの事業所か判別が不可能など、正確な情報を取得しかねると編集チームが判断した事業所については紹介を見合わせています。

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【初めて利用する方必読!】
就労継続支援B型とは?

まずは就労継続支援B型を含む、
4種類の就労支援についてチェック

就労継続支援B型事業所は、一般企業や雇用契約を結んでの就労が難しい方が、障がいや体調にあった働き方をできる施設です。
ただこうした障がい者の就労支援はB型の他に3種類あってややこしいので、まずそれぞれの違いを理解した上で、B型についての理解を深めることにしましょう。

下記にて、就労継続支援B型以外の就労支援...就労移行支援・就労継続支援A型・就労定着支援を、簡潔に解説しています。

就労継続支援B型と混同されがちな
B型以外の“就労支援”
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就労移行支援

一般企業に雇用されることが可能と見込まれる障がい者の方に、
一定期間、就労に必要な知識・能力向上の訓練、求職支援などを行う

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就労継続支援A型

一般企業での雇用は難しいが、雇用契約を結んで就労可能な障がい者の方に向けて、
雇用契約のもと就労できる機会を提供する。

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就労定着支援

就労移行支援を利用して一般企業に雇用された障がい者の方を、
日常・社会生活の面でサポートする(相談・指示・助言など)。

就労継続支援A型とB型の区分けがわかりづらいですが、大きな違いは“雇用契約”と“年齢制限”の有無です。

A型では雇用契約を結ぶのに対してB型は結ばないため、B型はA型よりも報酬(工賃)が低くなります。ただし、体調にあわせて自分のペースで働けるというのがメリットです。
また、A型は18歳以上65歳未満の方しか利用できませんが、B型は年齢制限がありません。

雇用契約・年齢制限ともに無く、報酬面は劣るものの、様々な方がより自由に就労できるのが就労継続支援B型と覚えておきましょう。

就労継続支援B型事業所は、誰がどのように利用する?

就労継続支援B型の対象者

就労継続支援B型事業所は全国に約1万2000か所以上あり、約33万人以上の方が利用(※)しています。
利用対象となるのは、主に下記のような方です。(原則、特別支援学校などの卒業後にそのまま利用することはできません。)

※2019年時点の情報…参照元: 【PDF】厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi/19/dl/kekka-kihonhyou02.pdf

就労継続支援B型事業所を利用するまでの流れ

  1. 一般企業での就労か、就労移行支援事業所を利用
  2. 一般就労が難しいと判断する、もしくは判断される
  3. 障害福祉サービスを受けるための“受給者証”を取得する
  4. 希望のB型事業所を探して、利用を申し込む
  5. 利用開始

▶就労継続支援B型の利用に必要な手続きについての詳しい情報はこちら

就労継続支援B型事業所では、どんなことができる?

就労継続支援B型事業所では、比較的負担の軽い作業を行います。
就労訓練の一環として継続的に取り組むことで、就労に必要な知識やスキルを習得することができます。

就労継続支援B型事業所で行う作業内容の一例

…など

基本的にパターンの決まっている作業がほとんどですが、上記を見てわかる通り、その種類はさまざま。

このため、例えば足に障がいをお持ちの方はまず手工芸に取り組んでみる、一般就労を近くに見据えている方は接客を通して他者とのコミュニケーションにチャレンジしてみるなど…自分の障がいや目標にあわせて職種を選ぶと良いでしょう。

就労継続支援B型からの“ステップアップ”について

就労継続支援B型事業所は、“A型事業所や一般就労へ移行するための訓練を行う”という目的のもと設けられた施設です。
B型事業所での就労を経て、2016年にA型事業所・一般就労へ進んだ方の割合を見てみましょう。およそ20%前後の方がステップアップできていることがわかります。

A型事業所へ移行した利用者の割合 16.0%
一般就労へ移行した利用者の割合 24.4%
参照元:【PDF】就労支援B型事業所に対するアンケート調査報告書(https://hataraku-nippon.jp/assets/img/archive-s1/research/hnk_research_b-gata_report_1803.pdf

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就労支援をかしこく使おう!

ここでは都道府県ごとの就労支援情報(障がい者雇用制度や法律など)をまとめています。
お住まいのエリアの就労支援情報について、きちんと知識をつけて活用していきましょう!

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これを見ればB型がわかる

就労継続支援B型について大調査!
どんな仕組み?誰が通っている?注意すべき事業所の特徴とは?
就労継続支援B型事業所への疑問にひとつずつアンサーしています。

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