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こんなB型事業所には注意!

ここでは、あまりおすすめできない就労支援(就労継続支援B型)の事業所について、具体的なケースを挙げて紹介していきます。これからB型事業所を選ぶという方、現在まさに検討中という方は、ぜひ参考にしてみてください。

就労継続支援B型でおすすめできない事業所とは?

ひとくちに就労継続支援B型事業所と言っても、その実情はさまざま。

向上心のある利用者にとっては残念ながら、メリットなどありそうもない事業所も少なくないのが現実です。

以下に、できれば避けたい(おすすめできない)B型事業所の具体的ケースを、一例として挙げてみました。

就労支援事業所を探している方々にとって、参考になれば幸いです。

条件はよいが、単純作業ばかりさせられる

昼食付き、交通費付きと条件は非常に良い。その一方で単純作業しかさせてもらえないような事業所の場合は、注意が必要かもしれません。条件だけを比較すると他より魅力的に思えますが、もしかしたら、条件の良さをエサにして利用者を囲い込みたいだけかもしれません。

つまり、利用者の社会復帰ではなく「国からの助成金で得られる利益を優先している」という可能性もあるです。B型事業所を選ぶ際は、決して条件だけを見るのではなく、どんな環境でどんな作業ができるか?社会復帰への道筋はありそうか?という点を重視しましょう。

一緒に働く利用者の数が多すぎる

もう1つ注意したいケースが、利用者の数が多すぎるケースです。利用者が多いということは、その分、指導員さんのフォローが行き届くのも難しいということになります。一人ひとりの様子をみながら指導することも難しいですし、コミュニケーションの機会もどうしても減ってしまいます。

そのような環境では、利用者のモチベーションが下がってしまうこともあり得ます。B型事業所を選ぶ際は、利用定員に対する指導員の人数をチェックし、利用者が多すぎないところを選ぶこともおすすめです。

前向きな気持ちを維持できる事業所を選ぼう

上記で紹介したように、就労継続支援B型の事業所の中には、しっかりとした支援体制を整えていない残念な事業所があるのも実情です。

しかし「頑張って社会復帰しよう!」という前向きな利用者に向けて、社会復帰への近道となる支援環境をしっかりと用意している優良な事業所だって、もちろんあります。大事なのは「自分がどんな目的を持ち、どんな事業所を選ぶか」ということです。

ここまでの話を参考に、ぜひ未来の社会復帰へ向けての展望を描ける、有意義な就労継続支援B型事業所を見つけてください。

助成金目当ての悪徳労働継続支援B型事業所の実例4つ

最も悪質な事業所の場合、就労支援に関する給付金を不正に請求し、着服することも。ここでは、実際に摘発された、実例を挙げていきます。

1. 米沢市「ぷらいむ」

山形県米沢市内の合同会社プライムワークスが運営している障害者就労支援サービス事業所「ぷらいむ」は、2016年3月に事業者指定の取り消し処分を受けました。

ぷらいむは、2011年9月に開所。それ以来、就労継続支援B型の事業者として指定を受けており、利用者たちはぷらいむが斡旋する菓子箱の組み立て、カレンダー梱包、農作業などの内職作業に従事していました。

ところが、ケア全体会議の際、利用者から「4月はほとんど利用していない」という発言があり、それをきっかけに就労給付金の水増し請求を行っていることが発覚。

ぷらいむは、実際には行っていない就労実機を水増しした出勤表を提出して、送迎バスの加算金分と合わせて計36万7,490円を不正に着服していたのです。

ぷらいむの利用者は、その後、別の就労支援事業所に引き継ぐよう指導されたとのことですが、利用者の就労への意欲を食い物にするような事件であり、許しがたいことです。プライムワークスの代表は、会社の運営費欲しさに不正を行ったとのこと。

そもそも事業所が利用者の側に立って、真剣に運営していく気持ちがあるのか。 その姿勢を利用する前にはかる必要があるようです。

2. 大分市「ぽのぽの」

大分市の一般社団法人「福祉協会 和(なごみ)」が運営している障害者福祉サービス事業所「ぽのぽの」は、2017年10月に事業者指定の取り消し処分を受けました。「ぽのぽの」は、2016年に開所したばかり。既に同年より数回に渡り利用回数の水増しを行っており、給食費約98万円を不正請求したとのこと。開所して間もなく不正を行っており、始めから不正請求をするために就労継続支援B型を利用したと思えるような事件です。

3. 大阪府「あおぞらのゆめ」

大阪府の株式会社ケアサービス大阪が運営している障害者福祉サービス事業者「あおぞらのゆめ」は、2011年2月に事業者指定の取り消しを受けました。

おぞらのゆめが行った不正は2つ。

労働継続支援B型事業所の指定を受けるための必須条件である「管理者兼サービス管理責任者」を配置していなかったこと。

もう1つは、他の事例を同じように、就労継続支援事業のサービス提供がないにもかかわらず、提供したように報告し、訓練等給付金など約500万円を不正請求し、着服したことです。

この会社では、労働継続支援B型事業所だけではなく、A型事業所、指定移住介護事業、指定重度訪問介護事業に関しても不正を行っており、その金額は大きく、かなり悪質な例と言えます。

4. 東京都「ゆあフレンズ」

東京都の一般社団法人「発達・精神サポートネットワーク」が運営している障害者福祉サービス事業者「ゆあフレンズ」は、2016年8月に事業者指定の取り消しを受けました。

数名の利用者に対し、就労継続支援事業のサービスを行っていないにもかかわらず、訓練等給付金約290万円を不正請求し、着服したとのこと。

金額の大小はありますが、全国各地に同じような事例があるようで、少なからずこうした悪徳労働継続支援B型事業者は、今もあると考えるべきでしょう。

少しでも運営状態に疑問を感じた際には、1人で悩むことなく相談することで、こうした悪質な事業者に大切な時間を奪われることを防げます。

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