こちらでは、岡山県で障がいを抱える方が仕事を探す際に役立つ、就労継続支援B型事業所に関する情報をまとめています。無理のない働き方を希望している方や、ご自身のやりたいことに合った事業所を探している方はぜひ参考にしてください。
岡山県では、令和5年度を目標にした「第6期岡山県障害福祉計画・第2期岡山県障害児福祉計画」を策定しています。この計画の基本理念として、すべての障がい者に社会参加の機会が確保されること、地域社会における他の人たちとの共生を妨げられないこと、障害児の健やかな育成が支援されることが掲げられました。
これらを実現させるためには、病院や施設から地域生活への移行、仕事の確保と所得の向上などが必須です。施設に入所している障がい者を削減すること、これが地域生活への移行を表しますが、岡山県における2019年度末から2023年度末に向けての目標は削減率1.6%、人数にして35名です。これを達成するためは、就労支援や相談支援の体制の更なる充実が求められます。
すでに公表されている令和2年度の工賃実績報告(※)によると、岡山県には222の就労継続支援B型事業所が存在し、平均月額工賃は14,643円となっています。これは対前年比で98.2%という数字で、残念ながら減少傾向にあることがわかります。
しかし、中には平均月額2万円を超える事業所も少なくありません。もちろん作業内容や作業時間にも大きく左右されますが、事業所間の格差は広がりつつあるといえそうです。
他の都道府県と同様、岡山県庁でも管轄下の就労継続支援B型事業所に工賃向上計画の策定を義務付けており、その成果が障がい者の収入向上に寄与することが期待されています。そのほか、事業所経営者などを対象に、高水準の工賃を達成している事例の紹介などを行なう研修会も企画されているようです。
岡山市にある就労継続支援B型事業所は、前述のとおり平均工賃は減少傾向にあるものの、反対に高水準の工賃を誇る事業所も増えています。これまでに見られなかったような作業もあります。自分のやりたいことと高い工賃を両立できるような事業所がみつかるかもしれません。ぜひこちらのページをチェックしてみてください。