こちらでは、茨城県で障がいを抱える方が仕事を探す際に役立つ、就労継続支援B型事業所に関する情報をまとめています。無理のない働き方を希望している方や、ご自身のやりたいことに合った事業所を探している方はぜひ参考にしてください。
茨城県では障害者自立支援法に基づき、訪問系・日中活動系・居宅系サービスや相談支援の事業所が県内に展開されてきました。基本理念として、障がい者が一般社会で当たり前の生活を送れるように「ノーマライゼーション」と、より多くの分野に参加できる「完全参加」を掲げ、県民すべてがお互いを尊重しながら共生する社会の実現を目指しています。
特に精神障がい者への支援充実に力を入れており、医療や介護における地域包括ケアシステムの構築と並行して、医療機関に入院していた人が地域で暮らせるように「地域移行・地域定着」の促進が施策のひとつとされます。また、専門性の高いサービスを充実させるため、強度行動障がいや高次脳機能障がいを抱える方への支援も進めています。
令和3年8月に公表された「茨城県工賃向上計画」(※)によると、茨城県内には400に近い就労継続支援B型事業所が存在します。事業所によって働く時間も工賃も大きく異なりますが、平均工賃月額は14,350円で、少しずつではありますが年々向上の傾向にあります。工賃実績が1万円未満の事業所も少なくなりました。
しかし、ここ2年間は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で対面販売が難しくなったこともあり、工賃の伸び率は低くなってしまいました。茨城県が掲げる目標工賃は月額平均18,900円で、これを令和9年度に達成することを目指しています。実際、コロナ前の伸び率を維持できれば、令和9年度には19,000円を超えることが見込まれます。
茨城県にある就労継続支援B型事業所では、施設内・施設外いずれもさまざまな作業を導入しています。前述のとおり工賃も向上傾向にあり、希望に合った事業所、やりたいことができる事業所も見つかりやすくなっていると思われます。ぜひページをチェックしてみてください。