障がい者就労の状況は、地方自治体によってさまざまです。ここでは、宮城県で働きたい障がいのある方に、障がい者雇用状況や就労系福祉サービス(就労移行支援、就労継続A型、B型事業、就労定着支援事業)などの情報をまとめました。
宮城県の民間企業における障がい者雇用達成率は、令和3年度集計で50.7%(全国47%)あり、実雇用率は年々増加傾向にあります。(※1)
県内の就労系福祉サービスは、就労継続支援事業A型サービスが47カ所、就労継続支援事業B型サービスが246カ所(※2令和2年)の事業所で行われる他、就労移行支援事業、就労定着支援事業も行われています。
就労に関する相談は、最寄りのハローワークや、障がい者就業・生活支援センター(「コノコノ」「わ~く」「Link」「あしすと」「ゆい」「かなえ」「石巻地域就業・生活支援センター」「仙台市障害者就労支援センター」)でご相談ください。また、「宮城障害者職業センター」では、職業相談、職業評価、職業準備支援、ジョブコーチ支援等を行っています。
宮城県には、就労継続支援B型事業所が246カ所(※2)あり、特に仙台市内に複数あります。公共交通機関の利便性に欠ける事業所では、送迎対応や、グループホーム、入所施設の運営なども行っています。
作業内容には、パソコン作業、清掃作業、飲食店の運営、パンや焼き菓子の製造販売、企業からの下請け作業のほかにも、ポスティング作業を行っているところもあります。宮城県の就労継続支援B型事業所令和2年度の平均工賃は、月額17,247円(全国平均15,776円)、(※2)(※3)で、全国平均よりも高くなっています。
また、就労移行支援事業所と企業が連携した支援で、障がい者の人が企業で長く働き続けられる環境を整備する取り組みの実施(「令和3年度就労移行支援事業所機能強化事業」)や、「宮城県工賃向上支援計画」を打ち立て、工賃の向上に向けた取り組みを推進しています。
仙台市にある就労継続支援B型事業所は、公共交通機関を利用しての通所が可能な立地であったり、作業に清掃作業や、パン工房や飲食店の運営を行っている事業所が多いところが特徴的です。是非、ページのチェックをしてみて下さい。