ここでは、就労継続支援B型事業所で得られる工賃について、くわしく解説をしていきたいと思います。就労継続支援B型の利用を検討している方、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
全国の平均工賃
ちなみに、厚生労働省の調査によると、全国の平均工賃は、令和2年度で月額15,776 円(時間額222円)という調査結果が出ています。(※調査対象の施設数:13,441箇所)
ただ、実際のところ、工賃は事業所によってさまざまです。利用を検討する際には、必ず各事業所での工賃をしっかりと確認するようにしましょう。
就労継続支援には「A型」と「B型」がありますが、A型は雇用契約が結ばれるのに対し、B型は雇用契約が結ばれません。作業自体も、負担が少なく、短時間でできるものが中心になっています。
報酬に関しても、A型は雇用契約に基づいて賃金が支払われますが、B型は雇用契約が結ばれないため、賃金というかたちでは支払われません。それに代わり、授産的作業の対価として「工賃(手間賃)」が支払われるのです。
B型の就労継続支援では、訓練やリハビリを主な目的としていることもあるため、支払われる工賃の額も少ない、ということを知っておきましょう。