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相談支援事業所に、まずB型を進められる理由

このページでは、就労継続支援B型からステップアップしていくことの意味や、そのメリット・デメリットをくわしく解説していきたいと思います。「相談支援事業所からB型事業所を勧められたが、納得できない」という方や、これから相談支援事業所に相談しに行こうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

就労継続支援B型のメリットとデメリット

就労支援についての相談をしたい場合、福祉窓口から相談支援事業所の紹介を受ける方が多いと思います。そこで相談すると「まずは就労継続支援B型の利用から…」と勧められるケースも少なくありません。自身では「就労移行支援」や「就労継続支援A型」からスタートできると思っていた人にとっては、少なからずショックを受けることもあるでしょう。しかし、相談支援事業所も、ただやみくもに勧めているわけではないのです。

では「就労継続支援B型」からステップアップをしていくということには、どのような理由や意味があるのでしょうか?その手がかりとして、B型事業所の利用からスタートをするメリット・デメリットをそれぞれ簡単にまとめてみました。

就労継続支援B型からスタートするメリット

だんだんと社会性を身につけながら、次の段階へと無理なくステップアップしやすいというメリットがあります。事業所の人達と人脈を築けることで、社会復帰の場が広がるというメリットも挙げられます。

就労継続支援B型からスタートするデメリット

就労継続支援B型はリハビリや訓練を目的としているので、もらえる報酬(工賃)は多くありません。そのため、作業内容やサポート体制、周囲の雰囲気によってはやりがいを感じられなくなってしまう人も中にはいるようです。

B型支援は無理のないステップアップのための第一歩!

相談支援事業所では、利用者との面談を通してどの段階からスタートできるかを判断します。そのため「他の人とコミュニケーションをとることが難しそう」「作業の流れを丁寧に教えてくれるところからスタートしたほうがよさそう」というように判断した場合には、就労継続支援B型からスタートすることを勧められます。その人の状態に配慮し、先々の展開を見据えた支援を行ないたいという考えがあっての判断です。

事業所の作業を通して働くことの喜びや、社会とのつながりを得て成長できることの喜びが得られるのは大きなメリットです。ですから、就労継続支援B型は、お金を稼ぐ手段という考え方ではなく「社会復帰へ向けた第一歩としての貴重な場」「次のステップを見据える場」として捉えてみてください。そして、社会復帰へ向けしっかりとステップアップををしていくためにも、支援体制が整備された、信頼できるB型事業所を選びましょう。